Digit!

日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

WELQなどのメディアが次々と非公開化。現役ライターのボクが思うこと。

DeNAが運営しているキュレーションサイト「WELQ」で、根拠が不十分な情報を記事に載せているとして問題になった。今現在は9つのメディアが非公開になっているが、12月7日には「MERY」も非公開化になるらしい。ライターをしている自分としては、衝撃的なニュースですね……。そこで、この件について思うことを、つらつら書いていきます。

dena.com

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クラウドソーシングの制度について

WELQは自社のライターではなく、クラウドソーシング経由で記事を発注していたとのこと。そもそも医療系の記事を書くのに外部ライターを使うのかよ……とツッコみを入れたいですが、とりあえずソコは置いときましょう。

クラウドソーシングは1文字〇円型の報酬だったので、コピペが横行し冗長な文章が大量生産されていました。そもそも、文章というものは「過不足なく」かつ「短くまとまっている」が理想なので、この報酬制度はマズいでしょ。1記事あたりの最低報酬を決めておいて、記事の仕上がりでボーナスを支給するとかにしたほうが良いんでないかい?

 

ちなみに自分は自社ライターなので、情報の信ぴょう性にはかなり気を使っています。「いろんな人が見てくれている」という心構えが大事なのではないでしょうか。

 

読者もソースのチェックくらいはするべき

頭ごなしにDeNAが叩かれていますが、読者には問題はないのでしょうか。僕としては、記事を読んだ人もソース(情報源)を確認するべきだと思います。まとめサイトやキュレーションサイトを読む人は、記事をそのまま受け止める人が多すぎる……。本来なら、参照元をチェックして、類似の記事をいくつか読むべきです。

 

WELQは専門家が記事内容を調査すると言っていたが、本当に専門家集めるかどうか怪しいので、読者も記事内容をチェックすべきだ。ネットリテラシーが低い今、ソースを確かめることをしっかり肝に銘じておいてほしい。てか、こんなことは学校で教えるべきだろ!

松本人志プレゼンツ『ドキュメンタル』の感想。気になったので見てみました。

Amazonビデオで限定配信されている、松本人志プレゼンツのお笑い番組『ドキュメンタル』。今までのバラエティとは一味も二味も違う、実験的な企画ということで、つい気になって視聴してみました。この記事ではおおまかな内容と、個人的な感想しか書かれていないので、ネタバレはないので安心してください。

 

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企画内容

今までのお笑いというと、「芸人→客席」「芸人→茶の間」という構図だったので、どうしてもエンターティメントよりで娯楽っぽくなっていました。そこで、『ドキュメンタル』では「芸人→芸人」という芸人同士が本気で笑わせあうことで、新たな笑いを生み出すことを狙っています。

 

具体的には10人の芸人が、密閉された空間に集まります。そこにはキッチンや小道具がたくさんあって、何を使ってもOK。自分が持ってきたアイテムを使っても大丈夫です。制限時間は6時間。最後まで笑わずに堪えた芸人が、チャンピオンとなります。

中でも凄いのが賞金金額!芸人たちが参加費100万を支払って、それらを集めた1000万円がそのまま賞金となります。ハイリスクハイリターンっすね。金額が凄いので、「笑ってはいけない」よりも緊張感があります。

 

参加している芸人さんは、宮川大輔FUJIWARA藤本、野性爆弾くっきー、東京ダイナマイト ハチミツ二郎とろサーモン久保田、トレンディエンジェル斎藤、マテンロウ アントニー、天竺鼠 川原、ダイノジ大地、ジミー大西の10名。くーちゃんと川原が出ているあたり、僕好みのキャスティングです(笑)

 

第一話を見てみた感想

今現在のところ11月30日に第一話が配信されているので、その感想を素人ながらに言っていきたいと思います。ぱっと見のイメージとしては、「笑ってはいけない」の休憩室でメンバー同士で笑わせ合う場面……あれをショーにしたような感じでしょうか。

意図的な笑いではなく、ふっとしたときに出る笑いで視聴者も誘い笑いしてしまいます。そのため視聴者のことは全く気にしていないので、かなり玄人ごのみの内容になりそうです。松本人志が言うことには、お年寄りと子どもはAmazonプライムに加入しないから、その層は気にしないでもいいでしょとのこと(笑)たしかに最近のバラエティって大衆寄りになってたので、攻めた企画をしてくれるのは嬉しかったです。

 

ただ、残念な部分もちょっとあって、「笑った」「笑ってない」の線引きが凄く分かりづらいということ……そもそも何をもって笑っていると見なすかが分からないですが、スタート直後に笑った笑っていないでグダグダ展開になってました。「笑ってはいけない」だったら尻叩きだけなので別に文句はないですが、今回は100万がかかってますからねぇ。もうちょっとジャッジの基準を明確にしてほしいです。判定員が5人いて3人笑うと終了~みたいな。

 

まぁ、第一話が始まったばかりなので、これからルールとかが決まっていくでしょう!毎週水曜日に配信されるらしいので、これからが楽しみです!

 

『ドキュメンタル』Amazonビデオへのリンク

日本社会には本当に抵抗の文化がないのか?

ノーベル文学賞を受賞したラーナ・アレクシエービッチが11月28日に東京外国語大学で講演を行った。そこで『日本社会は抵抗という文化がない』と言ったらしい。

 「チェルノブイリと同じ」=福島の印象、ノーベル賞作家語る-東京外大:時事ドットコム

 

詳しい内容は↓

福島で目にしたのは、日本社会に人々が団結する形での『抵抗』という文化がないことです。祖母を亡くし、国を提訴した女性はその例外です。同じ訴えが何千件もあれば、人々に対する国の態度も変わったかもしれません。全体主義の長い文化があったわが国(旧ソ連)でも、人々が社会に対する抵抗の文化を持っていません。日本ではなぜなのでしょうか

 

原発に対して多少のデモはあったが、他の国と比べると確かに、抵抗が少ない気がする…でも、それって文化が無いからなのだろうか?

ちょっと自分なりに考えてみました。

 

日本は二極化している説

最近の日本は、低所得者層と中流階級の差が広がっている。低所得者層は、その日暮しの生活で無償でデモをやっているほど余裕がない。そして中流階級は、ある程度の地位があるので過激な行動をあまりできない。2極化して間の人が少ないので、デモが起きづらくなっているのではないのだろうか?事実、デモしているのは年金で生活しているジジババばかりだ。

 

SNSの普及説

昔と比べて、日本人は利口になっている気がする。別に頭が良くなっていると言っているわけではない(むしろ受け身で幼稚にはなっている…)、SNSの普及で馬鹿げた行動がしづらくなっているという意味だ。デモを起こそうとしても、反対意見やネガティブな意見が直で伝わってくるので、沈静化するケースが多い。SNSというかTVメディアとかネットとかの影響かもね。

 

僕としては抵抗の文化がないというよりも、抵抗する気が起きないと言ったほうが正しい気がする。

 

バーの氷は何で球体なの?数学的に証明してみた。

バーで言いたくなる雑学をおひとつ……。ウイスキーを飲むときに、綺麗な球体の氷を使っていることがありますよね。あれには実は科学的な理由があって、表面積を小さくして溶けにくくしているのです。

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実際に計算してみた!

本当に表面積が小さくなるのか?実際に計算してみましょう。

今回は球体の氷と立方体の氷の、2種類を用意しておきます。どちらも

 50cm^3=50ml

の水を使うものとする。だいたい氷を作るときは、このくらいかな?

 

では、まずは立方体(サイコロ型)から計算していきましょ。立方体の一辺をXcmとします。四角の面積を求めるときは「底辺×高さ」なので、なんとなく推測できるとおもうけど立方体の体積は「底辺×高さ×奥行」で出ます。今回は底辺・高さ・奥行、全部XcmなのでXを3回かければOK。

 X^3=50cm^3
 X=3.7cm
立方体の氷の一辺は、だいたい3.7cmくらいだね。
 
つぎに球体の氷を見ていきましょう。球体の半径をXcmとします。球体の体積の公式はこちら↓
 \frac{4}{3}\pi X^3
さっきの立方体の体積に、変なものがくっついているけど、これは球体の体積ならではの特徴なので、詳しくは自分で調べてみてね。
 \frac{4}{3}\pi X^3=50cm^3
 X=2.3cm
球体の半径はだいたい2.3cmです。

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それでは表面積を見ていきましょう! 
立方体の表面積は、正方形が6面あるので、底辺×高さを単純に6倍すればOK。
 6X^2=82.1cm^2
 
つぎに球体の表面積。これもさっきと同じで6倍でなくて4π倍になります。「何で?どうして?」って思うときは、お母さんに聞いてください。たぶんお母さんは、家事が忙しいから後でって言うでしょうね。
まぁ、とりあえず公式を使って計算すると……
 4\pi X^2=66.5cm^2
 

おぉ!50mlの水を使っているのに、表面積はだいぶ小さくなりました!

ウイスキーと氷が触れる面積が少なくなるので、ゆっくりと氷が溶け、ウイスキーが薄まりづらくなります。数学ってこんな所に活用できるんですね。う~ん奥が深い。

 

さぁ、バーに行ったときは女性に、数式を解きながらこの雑学を披露してみては?確実に引かれますけどね。

備忘録

大学の時に中国語を学んでいたけど、すっかり忘れてしまっていた。やっぱり言語っていうものは普段から使っていないと、すぐに忘れてしまうものですね……。

 

いまは『中国語への扉』ってアプリを使って復習してます。単語・発音・書き順とかを複合的に学べるので、結構おすすめです。あとは中国人の彼女でもいれば、語学学習はカンペキですわ~。冗談はさておき、2ヵ月を目標に復習を終わらせようと思います。

東京ヴェルディがeスポーツに参入。日本でもeスポーツは流行るようになるのか?

 Jリーグに加盟しているクラブチーム『東京ヴェルディ』が、eスポーツ部門の設立を発表したらしい。大手サッカークラブが参入したとなると、eスポーツの夜明けは近いぜよ……と最初は思ったが、本当にそうなるのかなぁ?

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引用:http://news.mynavi.jp/articles/2016/11/22/esports/

 

日本でeスポーツが流行るためには、少なくとも3つの課題があります。

 

1. ゲームに対するイメージを変えなくてはいけない。

 「ゲームばっかりしてると頭悪くなるわよ!」と子供時代に怒られた人が多いのではないだろうか? まぁ、確かにソシャゲばかりしてたら馬鹿になるかもしれないが、ストラテジーゲームやFPSなどは思考力や反射神経を鍛えてくれる。研究で裏付けもされているくらいだ。

 

 また、ゲームをひたすらしていると「廃人」と呼ばれるのも問題だろう。ゲームに打ち込み、トップゲーマーになり、莫大な賞金を稼ぐ……もはやイチロー並みのサクセスストーリーじゃないか。ゲームに熱中している人がいれば「ストイックだね」と言ってあげるのが正解です。

 

2. PC普及率が少ない。

 eスポーツといえば、LoLのようなPCゲームが主流。ですが、スマホの普及が増えるにつれ、パソコンを持たない割合がどんどん増えていっています。内閣府の調査データを見ると、他の先進国と比べて日本のパソコン所持率が少なすぎる……。

日本のeスポーツ人口が少ないのは、ここが原因なのではないでしょうか?

 

3. プロゲーマーとしてやっていけるのかが不安すぎる。

 もし日本でeスポーツが流行ったとしても、プロゲーマーとして生活できるのかが心配だ。おそらく一握りの人しかトッププレイヤーになれないだろうし、引退後に雇用があるのかなど不安要素がいっぱいだ……あっ、これってスポーツ選手と同じ悩みですね。まぁ、引退後はゲームのコーチになるなど、雇用の流れを作ることはとても大事です。

 

 これ以外にも課題は山積みですが、ゲームへの意識が変わらない内はeスポーツは流行らないでしょうね。地上波でeスポーツの中継が放送されれば、見る目が変わるかも……? NHKで将棋中継みたいにeスポーツ中継やってくんねぇかなぁ。

 

■日本eスポーツリーグが開催される!

 まだまだ世間に浸透してないeスポーツですが、11月26日に日本eスポーツリーグが開催されます。東京ヴェルディも参加するみたいなので、どうなるか楽しみですね! 

日本eスポーツリーグ – JAPAN e-Sports LEAGUE

 

2026年にビール3種の酒税を統一。無類のビール好きがボヤいてます。

 ニュースで話題になっていたが、2026年にビール類の酒税が統一されるらしい。ビールを飲んでいない人からすれば、何のこっちゃというニュースだが、「とりあえずビール党」の僕からすれば大問題だ。色んなビールを飲み比べている筆者の、ボヤキにも似た独り言を聴いてほしい。

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そもそもビールの分類とは

 知らない人のために、ビール類の分け方を書いておきます。ビールは大きく分けて三種類。

  1. 『ビール』:麦芽、ホップ、水を原料。麦芽の割合が50%以上。
  2. 発泡酒』:麦芽以外も原料に入っている。麦芽の割合が50%未満。
  3. 『第3のビール』:麦芽は全く入っていない。

簡単に分けると、こんな感じ。麦芽の割合がカギとなってます。下に行くほどに税率は安くなっていくので、お財布に優しくなってきます。

 

2026年、すべての税率が一緒になる

 2020年から酒税を三段階で変え、2026年の10月には3つの酒税を統合する予定らしい。詳しくは下の画像で確認してね。

 

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引用: http://mainichi.jp/articles/20161121/k00/00m/020/084000c

 

税率を合わせる理由はかなり単純。安い値段の「第3のビール」を買う人があまりに多く(かくいう僕も)、ノーマルなビールの売り上げが不調になってきた。このままだと税収が減ってしまうので、第3のビールの価格を上げて、酒税の高いノーマルビールを飲んでもらうのが目的だ。

 

第3のビールは淘汰されてしまう

 「第3のビール」は安いから飲まれていたので、高くなるとおそらく消えてしまうだろうなぁ。『のどごし生』が好きで飲んでいた自分からすると、ちょっと悲しい……。のどごしは大豆を原料としていたので、スッキリと雑味がなく料理と合わせやすかった。そんな第3のビールならではの特徴もあったので、淘汰されるのは残念です。

 

 いま多様な種類のビールがあって、各社がしのぎを削っているビール業界ですが、「のどごし」とか「金麦」といった主力商品が売れなくなったらどうするのでしょうか?僕の予想では、フレーバービールや白ビールにシフトしていきそうな気がします。