カミナリ親父は絶滅したのか?
どうも、もすです。
今日、職場から帰っている時にこんなことがありました。横断歩道で待っていると、赤信号にもかかわらず50代くらいのおじさんが渡っていました。車通りが少なかったから別に構わないのだが、問題はそれを小学生が見ていたというところです。
本来、子どもにルールを教えるべき大人が、何をしてるんだ……。
そんな時、ふと小学生の頃を思い出しました。僕はド田舎の出身なので、いわゆる「カミナリ親父」が結構いました。墓地で遊んでたら「バチがあたるぞ!」って怒鳴られたり、立ち入り禁止の場所に秘密基地を作ってこっぴどく怒られたり……あの頃は嫌いでしたけど、今考えれば怒ってくれる良い大人だったのですよね。
都会では、不審者に間違われるから叱れないのだと思いますが、カミナリ親父がいないのは子どものためにならないと思うのだけどなぁ。
老後は、ちゃんとしたカミナリ親父になれるように頑張りたいと思います。そのためには、まず盆栽を育てるところから始めないとな。
「勉強してないアピール」をしていると、社会で成功できない?
どうも、もすです。
テスト前に「俺、勉強してないわー」と言っている人を見たことはないだろうか?いわゆる『勉強してないアピール』ってやつですね。
もしかしたら、それ私かも……って人もいるかも?
セルフ・ハンディキャッピング
実は、勉強してないアピールは心理学で『セルフ・ハンディキャッピング』という大層な名前がついてるらしい。
簡単に言うと……
勉強してないと周りに言っておくことで、失敗したときの言い訳を作っておくってことですね。
また、成功したときは「勉強してないけど、高得点取れる俺カッケー」って威張れることもできます。失敗しても成功してもメリットがあるので、一見便利なワザなんですが、社会に出たときにはやめておいた方が賢明かと。
会社や事業で成功したいなら、どうしても周りからの評価が大事になってきます。コネができたり、投資して貰ったりするには、いい印象を与えなければいけません。
そういった時に必要なのは、頑張ってないアピールよりも、
僕頑張ってますよというアピールです。
日本人的な感覚では、努力は隠す方が美徳かもしれませんが、努力を露骨にアピールした方が人生にはプラスなのではないでしょうか?
セルフ・ハンディキャッピングしているなぁって人がいれば、言い訳を作る性格を改めるきっかけにして欲しいものです。
自分なりの読書方法
最近、一人の作家を集中して読むことにハマっている。ここ一か月はもっぱら、大江健三郎だ。
今まで読んでいるのを、大まかに分けると……
- 20代の頃の「共同生活」「セブンティーン」「性的人間」
- 40代後半からの「雨の木」シリーズ
- 障がい児をモチーフにした「新しい人よ眼ざめよ」「人生の親戚」「定義集」
特に難解なのが「新しい人よ眼ざめよ」で、詩人でもあり画家でもあるウィリアム・ブレイクの詩を出しながら、人間の生き方を定義していくという小説だ。社会の規範や制度が分からない息子(障がい児)のために、社会の定義集を作っていく流れである。
正直言うと一回読んだだけでは、理解できなかった。他の作品も読みながら、大江健三郎の思想を知らないと、ちゃんとは理解できないだろう。一人の作家を深掘りしているのは、この為でもある。
小説を読むのが好きなひとなら、ぜひ深掘りする読み方を試してほしい。その時は、知の巨人と呼ばれるような作家を相手にすべきである。読めば読むほど味が出てきて、作品の奥深さが見えてくるだろう。
手賀沼珍道中
春の陽気に誘われて、ウォーキングとやらに行ってみた。
僕が働いている五反田の職場は、上司いわく「動物園の匂い」がするらしい。確かに男どもが密集し、パソコンの熱気のせいかモンモンと獣臭がわき立っているような気もする。不思議なもので檻の中にずっといると、獣臭に気づかないのだが、上司の一言のせいで妙に気になってきてしまった。何てことだ。
檻の匂いのせいで雄猿が暴れ始めそうなので、ここは散歩でもさせてリフレッシュしてもらわないと……という算段だ。
せっかく散歩するなら、湖沿いの遊歩道をウォーキングしてみたくて千葉県の手賀沼に行ってみた。湖でなくて沼というところが、雄猿の僕にはしっくりと来る。しかし沼といえども風光明媚な場所で、昔は志賀直哉などの文豪が居住していたくらいだ。水面には葦が生い茂り、サギが足を洗っている。のどかな雰囲気に、日ごろの疲れを忘れて歩いていた。
ふとタンポポが無いか気になり、遊歩道の草むらに目をやる。最近知ったのだが、タンポポの在来種と外来種を見分ける方法があるらしい。見分けるポイントは、花を包む「総苞外片」という部分だ。
写真でいうと、下側のナスのヘタみたいな所だ。ここが外側へクルンと反っていたら外来種で、花を覆っていたら在来種というわけ。日本にあるタンポポはほとんど洋モノらしいので、大和撫子はいないかと探してみた。
……しかし、探せど探せどタンポポの姿が無い。最近異常気象が多いとはいえ、こんな暖かい日にタンポポが無いのはおかしい。早足で探していたら、絶滅した理由がようやく分かった。
3歳ぐらいの男の子が、あちらこちらにあるタンポポを根こそぎ引き抜きビニール袋に入れていた。おそらくタンポポ摘みのつもりであろうが、もはやタンポポ罪だ。歩けど歩けど目の前の花は摘み取られていく……結局在来種を見つけることはできなかった。
雄猿はがっくしと肩をうなだれ、手賀沼のほとりに目をやる……そんなセンチメンタルなお猿さんに届けます。手賀沼ジュンと岡田亜紀で『恋して手賀沼』。
子どもの無茶な質問に答えるにはどうしたらいいのか?自分なりに考えてみた。
どうも、もすです。
「空はどうして青いの?」「海は何でしょっぱいの?」
子どもは純粋無垢な瞳で、いろいろな質問をぶつけてきます。質問をたくさん投げかけてくる3~6歳の期間のことを『質問期』と心理学では言うそうで、この時期の親の受け答えが子どもの将来に深く影響するのです。
親である人は、質問を適当に流さずにちゃんと向き合ってあげましょう。無視されたり、軽くいなされたりすることほど子どもにとって辛いものはありません。
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