人生哲学が詰まった『ムーミン谷の名言集』。心に刺さった名言ベスト5
ムーミンは子供向けのアニメと思っていませんか?とんでもない。大人にこそ読んでほしい「人生哲学が詰まった物語」なのです。
そこでムーミンのお話の中で登場する名言を収録した本『ムーミン谷の名言集』から、個人的に心に刺さった言葉ベスト5を紹介したいと思います。
1.いつでもニコニコ愛想よくなんてできない。
(”いつもやさしく愛想よく”なんて、やってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ)
ムーミンたちが住む谷にときどきやってくる、放浪の旅人スナフキン。彼の言葉には重みがあります。
上司や親などに愛想を振り向いていないでしょうか?時には、自分に正直になることも大事なのです。
2.緊張したときには、どうしたらいいの?
「大丈夫。うまくいきます。お客なんて、結局、なにもわかってやしないんだから」
『ムーミン谷の夏まつり』
緊張で演技を失敗してしまうムーミンパパに、劇場の関係者エンマが送った一言。「頑張れ」って言われるより、安心できる一言です。
3.未知のことに挑戦することは楽しい
未知のことばかりでした。でも、全部、自分で判断して決めました。そして、なにひとつとして、いままで通りのやりかたではやりませんでした。わたしは、すこぶる幸せでした。
『ムーミンパパの冒険』
人はどうしても変化を嫌い、保守的になってしまいます。新しいことに挑戦するのは躊躇してしまう……。冒険を心から楽しむムーミンパパを見ると、こちらも勇気づけられます。
4.変わるならできるだけ早い方がいい。
秋になると、残る者と旅立つ者がいます。いつだって、そうでした。好きずきでいいのです。でも、とりかえしがつかなくならないうちに、早めに決心することです。
『ムーミン谷の十一月』
一つ前の名言と通じるものがあるのですが、新しいことを始めるなら早め早めの行動がいいです。ためらって時間をムダにするくらいなら、失敗して痛い目に合うほうがまだマシ。失敗も経験になるのです。
5.本当の自由を得るためには?
「だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだぜ」
親や教師や上司などなど、尊敬する人がいるのは大事なこと。だけど、その人のことを鵜呑みにして信じ切っている内は、自由とは言えません。自分の考えや意思をもち、意見を言えて初めて自由になれるのではないでしょうか?
『ムーミン谷の名言集』には他にも数多くの名が収録されています。人生の方位磁石になるメッセージが満載なので、ぜひ参考にしてみてください。
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