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日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

局所的な上野の歩きかたガイド。餃子、旧岩崎庭園、そして鈴本演芸場。

三遊亭天どん師匠の落語脚本セミナーに通っているのだが、ただいま天どん師匠が鈴本演芸場でトリをつとめている。セミナーが終わると毎回口癖のように「チケットまだ残ってるよー」師匠が言うもんだから、洗脳されてしまって購入してしまった。嘘ですよ。


今日はその寄席を見に、鈴本演芸場のある上野へ。

まずはお昼ご飯だぁ。中華の口よりも、よりピンポイントに餃子の口になっていたので、餃子の美味しい店を探索。アメ横の昇龍が美味しそうだったので行ってみた。かなり繁盛店で、レジが目の前のカウンター席しか空いてなかった。餃子、ラーメン、瓶ビールの王道コンボを注文。

かなり店員が明るく、めっちゃ喋りかけてくる。テレビで野球中継やってて、広島が強すぎるって店員が愚痴をこぼして来た。だったらテレビ消せばいいやんって話なのだが、神経を逆なでしたらラーメンを投げつけられるかもしれないので、ホントデスネーと無難にあしらっておいた。そうこうしていると料理が到着。

餃子がめちゃくちゃデカイ!パソコンのマウスくらいデカイ。餡がたっぷりの餃子をルービーで流し込む、うーん最高。ラーメンも魚介系の出汁が効いていて、非常に美味しい。お店の雰囲気も良かったので、また行ってみようかな。


そのあと、5時になるまで暇つぶしに旧岩崎庭園へ。不忍池の近くにあって、アメ横から歩いて約10分くらい。

旧岩崎庭園は岩崎財閥の邸宅。ちなみに岩崎弥太郎でなくて、その息子の岩崎久彌の住居です。ジョサイアコンドルが設計を手がけていて、そのころでは珍しい左右非対称の洋館となっている。

ちょうど無料のガイドをやっていたので、おじいちゃんガイドに案内してもらった。色々な所に施された彫刻、大理石の暖炉、継ぎ目のないタイル。贅を尽くした洋館は、ぜひ実際に行って見てほしい。

ここでガイドさんから聞いた、とっておきの雑学を一つ。スリッパは最初靴の上から履くものだった。靴を脱ぐ習慣のない外国人のために、靴を脱がないで家にはいってもらうために開発されたものらしい。本当かどうかは知らん。


そのあと、ちょうどいい時間になったので鈴本演芸場へ。いなり寿司とお茶を買って、座席へ座る。白鳥師匠がマキシム・ド・パリって言うところをマキシム・ド・のんべえと先に落ちを言ってしまった。そのあと、ぺぺ桜井は両国って言うところを横浜って言っていた、もうわけワカンねぇよ!暑さはここまで影響が出ているのか…

最後に天どん師匠は「茶の湯」をやっていた。泡だらけの抹茶を飲むシーンがクレイジーすぎて笑える。古典を聞いてる心地が全くしない。これ悪口じゃないですからね。

いやー今日は充実した日曜日だった。これが、ボク流の上野御徒町の歩きかたです。よかったら真似してみてね(真似するやつはいねぇか)

聖徳記念絵画館に行って来た。タイカレーと汗ともんじゃの話。

歴史のある建築物を眺めるのが好き。特にゴシック様式アールヌーボーに、日本のエッセンスを加えたようなやつが好き。和洋折衷ってやつだね。

今日も暑い日中だったが、性懲りもなく明治神宮外苑にある「聖徳記念絵画館」へと足を運んだ。明治天皇の功績を伝える壁画を展示しているのだが、壁画だけでなく建築物も素晴らしいのだ。


ちょっとその前に、腹ごしらえでタイカレー屋さんへ。
慶應義塾の大学病院近くに「メーヤウ」というお店があったので入ってみた。地下一階のお店だったが、なかなか人が入っていた。有名店なのだろうか?グリーンカレーと牛煮込みが入ったフォーのセットを注文。甘口って書いてたけど、ぜんぜん甘くねぇや。ひたいから、首から、目の玉から汗が吹き出る吹き出る。僕みたいに辛いのが苦手な人は注意(なぜ頼んだ)。

辛いけどココナッツの香りやナンプラーの奥深さを感じる。食べ終わった後、汗がすごかったが、夏はこれが心地よいんだよなぁ。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13000930/
メーヤウのURL

その後、汗をフキフキしながら聖徳記念絵画館へ。

大正15年に建設された建物で、平等院鳳凰堂みたいな左右対称のつくり。花崗岩の外壁で重厚感があって、中央に大きなドームがある。

外だけでなく、館中も非常に見応えアリ。吹き抜けの天井になっていて、広々とした大理石作りの広間。ゴシック建築を思わせるアーチ状の展示室。写真を撮れないのが本当に残念でした。


美術館を出てすぐのところに、ヒトツバタゴの木を見つけた。

夏になると、雪のように白い花が咲き誇る。夏なのに雪を見られるなんて、何て風流なんでしょ。ちなみに別名「なんじゃもんじゃ」。明治神宮外苑に来た人が「これは何じゃ」と言っていたのが、発祥とかそうじゃないとか。信じるか信じないかはあなた次第

なんじゃもんじゃで思い出したが、学生時代によく行っていたもんじゃ屋の店名が「なんじゃもんじゃ」だったな。あれジョークで名前付けたのかと思ったが、ヒトツバタゴから取ったのだろうか…。

そこのもんじゃ屋の話なのだが、家族と一緒に食べてたら、ガスに火が引火してボウッと目の前を炎が立ち上った。店長さんが死ぬほど謝り、その日の食事代をタダにしてくれた、その帰り道母親が「これだったらもうちょっと食べておけば良かったね」と。うーん、母は強し。今思えば、食事代タダで終わってるのって穏便すぎるよな、今だったらTwitterかなんかで拡散してお店潰されてるやつだよ。

あー、もんじゃ食べたい。

イイ古本屋の見分け方。 #今日の備忘録

梅雨時期なのに30度超えるってどういうことや。ボジョレー・ヌーヴォー的にいうと「今年の夏は、昨年にくらべて暑さが格段にできがいい。」「10年に一度と評されるほどの暑さ」「10年に一度と言われた昨年をはるかにしのぐ暑さ」。うーん書いているだけで暑くなってきた。

気分を変えるためにも、全く関係のない本の話を一つ。

自分はよく古本屋に行って本を買っている、浅草や神保町の古本屋を巡るのが結構好き。買う本は特に決めてないのだが、ふとした本との出会いが面白い。陶芸の世界にもぐりこんでいたら、寺田寅彦がやってきて、人間の自由を説いた後に、春画が花開く。古本屋とはそんなワンダーランドだ。

イイ古本屋の見分け方を箇条書きにしてみました。行ってみたい人はぜひ参考にしてみてね。

1.出入口がオープン

古本屋は入口のドアが開きっぱなしになっているものが良い、ウォークインクローゼットならぬウォークイン古本屋。

2.店先に哲学書を置いている

店先に日焼けしまくった本を置いている古本屋は多いが、難しい哲学書を魔除けのように置いている店はなかなかのツワモノ。まるでドラキュラを避けるためのニンニクかのよう。

3.いらっしゃいませを言わない

古本屋の店員はサービス精神がなければないほどGOOD。古本屋にくるのは孤独を愛する者が多いので、過度な接客は避けてほしい。アパレルショップの定員は古本屋を見習ってほしい、いやほんとに。

4.会計時は無愛想

会計するときはニコやかにする必要はない。レジで店員が本を整理していて客が来たら「ギロッ」とひと睨みし、お釣りを無愛想にチャリンと投げ捨てるように渡す。古本屋はこれくらいがイイのだ。スマイルなんて似合わない。

5.店内が狭い

店内は所狭しと本が並んでいる方がいい。圧迫感があるほど本がズラーとあって、下手すると人が通れないような通路があればなお良し。ちなみにジャンルごとに並んでいないで、適当に本が置かれているのも僕は結構好き。これは人それぞれだと思うが。

こんな所かな。イイ古本屋の条件というか、僕が好きな古本屋の条件になってしまったな。まぁ、そこは暑すぎて頭がおかしくなっているということでご愛嬌で。

西洋美術館のアルチンボルド展行ってみた。だまし絵と思いきや、意外と深いぞ!

暑い。梅雨の湿気もあいまって、今日は特に暑い。

こんなときは美術館に行って、エアコンの恩恵を浴びなくては。やって来たのは、上野にある国立西洋美術館

アルチンボルド展をやっていたので、ちょっくら入ってみました。アルチンボルドといえば、野菜を集めて作った人物画が有名。絵画に興味がないひとでも、どっかで見たことあるはず。

休日だし人多いだろなーと思っていたら、2時ごろ行ってみるとそこまで行列ができてなかった。5分くらいチケット売り場で待って、そのままスッと展示室までいけました。テレビでも大々的に広告うってないせいかな?まぁ、個人的にはゆっくりみられるから嬉しいんですけどね。へへへ

感想

美術展を見る前までは、アルチンボルドの作品って「野菜とか花とか使った、ただのだまし絵」と思ってました。エッシャーの錯覚みたいに大衆向けの絵画かと高を括っていたら、意外や意外、けっこう深かったのです。


アルチンボルドフェルナンド1世をはじめとして、ウィーンの王族お抱えの宮廷画家。王族の肖像画も描いていたのですが、野菜などを寄せ集めた奇抜な肖像画も人気をはくしていました。

特に野菜や動植物の精密さは圧巻で、科学者が研究に用いる図鑑などに使用されていたほど。なぜそこまで精巧な絵がかけたのか?アルチンボルドが勤めていたハプスブルグ宮廷には「クンストカンマー」と呼ばれる、自然物と人工物をコレクションした部屋がありました。いわば「知のアーカイブ」。大量の資料を保存し、自然と正直に向き合ったからこそ、ただのだまし絵に収まらず芸術にまで昇華出来ているのだと思います。


ちなみに、アルチンボルドの作品の題名になっている「四元素」は、そのころの自然を作り上げていた基本要素。いま考えるとトンデモな考えなのですが、その頃は「火」「水」「大地」「大気」で自然が構成されていると、真面目に考えていたそうです。

自然の構成物質で、王族の肖像画を描く。その背景には、王族が自然(この世界)を掌握してほしいという望みもあったそうです。うーん、深い!

西洋美術館の常設展もオススメ


企画展のチケットを購入すると、常設展も無料で見ることができます。ちなみに、この絵はパトラッシュで有名なルーベンスの作品。ぼくも見ているとフッと天に召されそうな気分になりました。パトラッシュごめんよ…。

他にもモネやルノワールなど名画が揃っているので、一見の価値ありっす。

外には、レプリカですがロダンの「地獄の門」もありました。上の方には、かの有名な「考える人」もいますよ!

アルチンボルドって深ぇーな。」と考える人ばりに考えながら歩いていたら、上野駅のホームで何もないのにコケました。普段考えないのに、無理するもんじゃねぇな。時間がある人はぜひ西洋美術館行ってみては?

『投資レジェンドが教える ヤバい会社』は就活生におすすめしたいビジネス書。

「トンボが低く飛ぶと、明日雨が降る。」

 

昔からある言葉だが、これには理由があって。雨が降る前は、空気中の湿気が多くなる。その水分がトンボの羽にまとわりつき、高く飛べなくなるというわけだ。なるほど。ただの迷信でなく、因果関係があるみたいだ。

 

では、こちらはどうか?

 

社内でスリッパに履き替える会社は、経営が悪くなる。」

マジかよっと突っ込みたくなる内容だが、これはレオス・キャピタルワークス代表取締役をしている藤野英人さんの「スリッパの法則」である。(名前もうちょっと良いのあったやろ…)

こちらは因果関係というよりも相関関係に近いのだが、スリッパに履き替える理由が「会社と家は同じようなもの」とか「アットホームっぽい」からとか漠然とした精神論で、非合理的な制度がまかり通っている会社は、経営もうまく行きづらいらしい。ちなみに、これは相関なので必ず経営が悪くなるというわけではないので悪しからず。

 

藤野英人さんは「ひふみ投信」でファンドマネージャーをしていて、投資しても大丈夫そうな「成長する企業」を見極めるのが仕事だ。そのときに、先ほどのスリッパの法則のような指針を利用している。

 

いくつかあげると…
・美人すぎる受付嬢がいる会社は危ない。
社内結婚が多い会社は儲かっている。
・会議室にホワイトボードがない会社は、風通しが悪い。

『投資レジェンドが教える教える ヤバい会社』(藤野英人著/日経ビジネス人文庫)より抜粋

 

法則だけ見ると眉唾もののような感じだが、本で理由を読んでみると「なるほどね」と意外と的を得ているものが多いと感じる。会議室や社長室などは一般人は確認できないですが、企業のウェブサイトやIR広告は確認できるので、個人投資家も実践できそうな法則が詰まっていた。

 

ちなみに、投資家だけではなくて、就活生にも役立ちそう。

 

大企業に勤めれば安心って思っている学生や、ベンチャー起業に入ってバリバリ稼ぎたいって学生が結構多いですが、「入りたい会社はこの先安泰か?」と見極めている人はかなり少ない。まぁ、どうやって入るかばかり気を取られて、どんな会社に入るかに気が回らないのはしょうがない気もするが…。

 

就活しているひとは、この本を読んで「ヤバい会社」かどうかをまず見極めるべきだと思う。見てくれの良さだけに惑わされず、企業の本質を見極めてほしい。企業研究は念入りに、批判的な目を持って取り組むべきだ。

 

フィリピン中華料理屋さん

お昼休みは外に出て食事をしている。みなさんはお店選びするときの基準はなんだろうか?

味?安さ?僕は「客の少なさ」を基準に選んでいる。

 

行列に並びたくない、早く料理を出して欲しいということもあるが、何よりも人が少ないと居心地が良いのだ。行列ができるラーメン屋だと、列に並んでいるひとからの「はやく食えよー」という無言の圧力があるが、行列のできない店はそれがない。

 

ただし、客が少ないのにはそれなりの理由がある。味がそこまで美味しくない、店主に愛嬌のカケラもない、ロケーションが悪いetc…。まぁ、こればかりはしょうがないですよねぇ。

味はそこそこ保証されてて、客が少ない店が個人的に最高ですわ。

 

ちなみに、五反田によく行く中華料理屋があるのだが、ここはお昼時に行っても客が少ない。味もそこそこ良くて、値段も安い。行列ができるポテンシャルは持っているとは思うが、いかんせん店長の接客がウザすぎる。店長は北京出身の50代くらいのオバちゃんなんだが、野菜炒め定食を食べていると「オニーサン、爽ヤカネー。イケメンネー。」と話しかけてくる。五反田という場所もあり、フィリピンパブに来たみたいだ。フィリピンパブみたいな中華料理屋。アジアをぎゅっと詰め込んだようなお店だな。この前なんて、「オニーサン、私ノ息子二似テルネー。写真見ル?」と言われて写メを見せられた。どう反応すればいいんだよ!

 

こういった東南アジア系の雰囲気が苦手な人には、ちょっと行きづらいかもしれないが、ぼくはこの雑多としたアットホーム感が好きだ。

 

ただ、客が少ないということは潰れるリスクもかなり高い。何度行きつけのお店が潰れて、涙をのんだことか…。フィリピン中華料理屋は潰れて欲しくないので、お金があるときはプチプラの料理でも頼んであげるか。といってもフカヒレなんて高級品は手が出せないので、カニ入りチャーハンくらいなんですけどね。オバちゃん!給料日まで待ってくれ!それまで潰れてくれるなよ。

 

おわり

 

 

恵比寿〜目黒を散策してみた。ヱビスビール、目黒のさんま、そして寄生虫。

目黒といえば思い出すのが、落語の『目黒のさんま』。

 

目黒不動へ参拝しに、目黒へやってきたお殿様。どこからともなく秋刀魚を焼く香りが漂ってくる。江戸時代、秋刀魚は下魚(げうお)と呼ばれていて、お殿様が食べるような代物ではなかった。家来が止めるのを振り切って、脂の乗った秋刀魚をパクリ。こりゃ美味い。あまりの美味しさに夢にまで出るほどだ。 

 

そんな話を聞いた黒田筑前守。悔しく思ったのか、房州(千葉県)の網元から秋刀魚を手に入れる。だが、料理人が要らぬ世話をやき、脂と塩気をすっかりと取り除いてしまった。ちっとも美味しくないと言う黒田守にお殿様は、「やはり秋刀魚は目黒に限る」。

 

お殿様の知ったかぶりが面白い、有名な話です。今日は「目黒のさんま」のゆかりの地を散策してみました。

 

まずやって来たのが、JR山手線の恵比寿駅。ヱビスビールが先にあって、恵比寿という名前が付けられている珍しい駅だ。せっかく恵比寿に来たなら行くしかないでしょ。ってことで恵比寿ガーデンプレイスにあるビアホールへ。

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赤レンガの建物がシックな「ビアステーション」。

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真昼間でしたが、生ビールの誘惑には勝てませんな。エールビールと黒ビールを半々にあわせたハーフ&ハーフを注文。さしずめビール界のマツコデラックス。スッキリとした性格ですが、ちょっぴりクセのある発言が心地よい。

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外に出ると、金色のオブジェクトを見つけました。浅草のアサヒビールタワーに金色のウ◯コがありますが、「あれのパクリかな?」とアホなことを考えつつあとにしました。

 

そこから目黒川の方へ向かうのですが、高台になっているので至るところに坂があります。途中で出会ったのが「茶屋坂」と呼ばれる坂。

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周りは住宅地ばかりで、いたって普通の坂ですが、実はここは「目黒のさんま」と関係があるのです。坂の中腹に看板があったので見てみましょう。

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この茶屋坂には「爺々が茶屋」があって、鷹狩に来ていた将軍がよく休憩に立ち寄っていたらしい。今は高層ビルばかりで富士山を望むことができませんが、風光明媚な土地だったのかと江戸時代に思いを馳せます。

 

坂を下り、目黒川沿いを散歩。桜の時期には人がごった返しますが、この時期は歩きやすいですね。

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橋の下にオシャレなペイントがしてあって、思わぬ発見が楽しい。ちょっとしたアートに触れられます。

 

目黒新橋で川を渡り、少し歩くと奇妙な博物館を見つけました。

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それがこちらの「目黒寄生虫館」。ありとあらゆる寄生虫の標本をまとめているニッチな博物館。施設は小さいのですが、標本のバリエーションは多いですね。8.8mのサナダムシなど、かなり強烈な見た目で、グロテスク好きにはたまらない内容です。

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ちなみに僕が一番気に入ったのが、このウミエラビル。ムーミンのニョロニョロみたいでかわいいっすね。

 

ちなみに秋刀魚には、アニサキスやサンマヒジキムシが寄生していることがあります。生で食べるときは注意しましょうね。

 

寄生虫館をあとにし、そこから瀧泉寺を目指します。この瀧泉寺に、今回の散策の目的でもある目黒不動が祀られているのです。

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階段を上ると、朱色の本殿が目の前に広がります。この不動明王さまを参りに殿様も来ていたかと思うと、何だかご利益が凄いありそうな気がします。財布に入っていた53円を賽銭箱に投げ入れ、足が疲れているので無事に帰れますよーにとお願いしておきました。

 

そのあと再び目黒川を渡り、心臓破りしそうな坂をのぼりまして、山手線の目黒駅へとたどり着きました。無事に到着できたのは不動明王さまのお陰でしょうか?いや、そんなわけはねぇか。 

 

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↑今回歩いたルート。