イイ古本屋の見分け方。 #今日の備忘録
梅雨時期なのに30度超えるってどういうことや。ボジョレー・ヌーヴォー的にいうと「今年の夏は、昨年にくらべて暑さが格段にできがいい。」「10年に一度と評されるほどの暑さ」「10年に一度と言われた昨年をはるかにしのぐ暑さ」。うーん書いているだけで暑くなってきた。
気分を変えるためにも、全く関係のない本の話を一つ。
自分はよく古本屋に行って本を買っている、浅草や神保町の古本屋を巡るのが結構好き。買う本は特に決めてないのだが、ふとした本との出会いが面白い。陶芸の世界にもぐりこんでいたら、寺田寅彦がやってきて、人間の自由を説いた後に、春画が花開く。古本屋とはそんなワンダーランドだ。
イイ古本屋の見分け方を箇条書きにしてみました。行ってみたい人はぜひ参考にしてみてね。
1.出入口がオープン
古本屋は入口のドアが開きっぱなしになっているものが良い、ウォークインクローゼットならぬウォークイン古本屋。
2.店先に哲学書を置いている
店先に日焼けしまくった本を置いている古本屋は多いが、難しい哲学書を魔除けのように置いている店はなかなかのツワモノ。まるでドラキュラを避けるためのニンニクかのよう。
3.いらっしゃいませを言わない
古本屋の店員はサービス精神がなければないほどGOOD。古本屋にくるのは孤独を愛する者が多いので、過度な接客は避けてほしい。アパレルショップの定員は古本屋を見習ってほしい、いやほんとに。
4.会計時は無愛想
会計するときはニコやかにする必要はない。レジで店員が本を整理していて客が来たら「ギロッ」とひと睨みし、お釣りを無愛想にチャリンと投げ捨てるように渡す。古本屋はこれくらいがイイのだ。スマイルなんて似合わない。
5.店内が狭い
店内は所狭しと本が並んでいる方がいい。圧迫感があるほど本がズラーとあって、下手すると人が通れないような通路があればなお良し。ちなみにジャンルごとに並んでいないで、適当に本が置かれているのも僕は結構好き。これは人それぞれだと思うが。
こんな所かな。イイ古本屋の条件というか、僕が好きな古本屋の条件になってしまったな。まぁ、そこは暑すぎて頭がおかしくなっているということでご愛嬌で。