Digit!

日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

男は秘密基地が大好きだ。子どもだって、大人だって、誰だって。

男は秘密基地が大好きだ。

 

子どもの頃には、誰しも秘密基地の一つや二つはあっただろう。小学校から下校するとき、そのまま家に帰らずによく秘密基地に寄っていた。秘密基地といっても一から自分たちで作ったものではなく、近くの農協組合の事務所の屋上を間借りしていた。間借りといっても、無許可で占領していたわけだが……

 

事務所の裏側には、錆びついた階段が屋上までかかっていて、誰も使っていなかった。おそらく大人が登ったら、すぐにでも壊れそうなほどのボロボロ加減。小学生の僕らは、錆びていない部分を踏みながらトントンと登っていた。大人には来れないという、何とも言えない優越感に浸っていたわけだ。

 

ちなみに秘密基地で何をしていたかというと…うーん何してたんだっけな。いたずらの作戦を練ったり、世界征服をしたりといった目標もないので、適当にダベっていた気がする。家にある漫画を持ち寄って読んだり、遊戯王カードで遊んだりしていたなぁ。今思えば、別に秘密基地でやる必要なかった気がする。けど、子どもだけで集まれる場所っていうのは、すごく気が楽だった。子どもの社交場ってやつかな。

 

子どもだけでなくて、大人も秘密基地が大好きだ。行きつけのバー、馴染みの居酒屋、女房に内緒のスナック。これらも秘密基地の一種だ。仕事も家庭も忘れて、ありのままの自分でいられる場所。それが大人のための秘密基地。

最近、秋葉原で日本酒の飲める居酒屋を見つけた。ここは誰にも紹介するつもりは無い。

だって僕の秘密基地なのだから。