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Digit!

日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

路肩に革靴が置かれていた話。

日常の中にある「非日常」に、凄く心をひかれてしまう。今日も上野をぶらぶらと歩いていたら、道路の路肩にキレイな革靴が並べて置かれていた。

 

ビルの屋上だったら違和感はないが、道路に革靴が置かれているのは奇妙だ。道路に血痕は無く、救急車も来ていない。自殺の線はないだろう。

近くに靴屋が無いか見回してみたが、目の前は居酒屋。靴屋の商品が転がっていたわけでも無さそうだ。

 

こういった非日常を見てしまうと、つい妄想してしまう。もしかすると、この革靴にはこんなストーリーがあったのではないかと…

 

 

アメリカ、ペンシルベニア州に住んでいるケビンは、昔から日本につよい憧れがあった。特に日本の風習に関心があり、食事のマナーや茶道の作法など、初めて見たときは衝撃を受けた。ずっと日本に行きたいと思っていたが、なかなか行く機会が無かった…それがつい先週、会社の出張で日本に行くことが決まったのだ。

 

初めての日本はやはり衝撃だった。見るのもすべてが新鮮だ。特に驚いたのが、家に入る時に靴を脱ぐ風習。昔から知っていたのが、まさか居酒屋でも脱ぐとは知らなかった。木でできたセキュリティカードで靴を管理する…仕組みはどうなっているのかは分からないが、日本の技術力は凄いな。

 

食事を終えてからタクシーを呼び、ホテルに戻ることにした。タクシーが目の前に止まり、いざ乗ろうとするケビン。

「あっ、靴を脱がなくちゃ」

ポツンと置かれた革靴を残し、タクシーは発車してしまったとさ。

 

……んなわけねぇか。