WELQなどのメディアが次々と非公開化。現役ライターのボクが思うこと。
DeNAが運営しているキュレーションサイト「WELQ」で、根拠が不十分な情報を記事に載せているとして問題になった。今現在は9つのメディアが非公開になっているが、12月7日には「MERY」も非公開化になるらしい。ライターをしている自分としては、衝撃的なニュースですね……。そこで、この件について思うことを、つらつら書いていきます。
クラウドソーシングの制度について
WELQは自社のライターではなく、クラウドソーシング経由で記事を発注していたとのこと。そもそも医療系の記事を書くのに外部ライターを使うのかよ……とツッコみを入れたいですが、とりあえずソコは置いときましょう。
クラウドソーシングは1文字〇円型の報酬だったので、コピペが横行し冗長な文章が大量生産されていました。そもそも、文章というものは「過不足なく」かつ「短くまとまっている」が理想なので、この報酬制度はマズいでしょ。1記事あたりの最低報酬を決めておいて、記事の仕上がりでボーナスを支給するとかにしたほうが良いんでないかい?
ちなみに自分は自社ライターなので、情報の信ぴょう性にはかなり気を使っています。「いろんな人が見てくれている」という心構えが大事なのではないでしょうか。
読者もソースのチェックくらいはするべき
頭ごなしにDeNAが叩かれていますが、読者には問題はないのでしょうか。僕としては、記事を読んだ人もソース(情報源)を確認するべきだと思います。まとめサイトやキュレーションサイトを読む人は、記事をそのまま受け止める人が多すぎる……。本来なら、参照元をチェックして、類似の記事をいくつか読むべきです。
WELQは専門家が記事内容を調査すると言っていたが、本当に専門家集めるかどうか怪しいので、読者も記事内容をチェックすべきだ。ネットリテラシーが低い今、ソースを確かめることをしっかり肝に銘じておいてほしい。てか、こんなことは学校で教えるべきだろ!