Digit!

日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

神様に挨拶参りしとこうか。

どうも、もすです。

 

今日は図書館に行っていつものように本を借りてきた。図書館の近くに神社があり、普段は通り過ぎているのだが、今日は何だか気になってしょうがない。木漏れ日が石畳に照っていたのが綺麗だったのか、秋の陽気に誘われたのか、理由は分からないのですが無意識のうちに鳥居をくぐっていました。

 

 人の気は全く無く、そこらかしこに無造作に団栗が落ちていた。おそらくこの神社が生き生きとするのは三が日ぐらいなのだろう。人が居ないというのは神社としては死活問題なのかもしれないが、僕としては秋の陽気を一人で味わうことができて満足だ。聞こえてくるのは、葉擦れの音や、風切りの音ぐらいで、ときどき団栗を踏みつぶして鳴るカキッという音ぐらいだ。都会にいると音が溢れていて目まいがしそうになるが、たまには静かな空間で音を味わってみるのも悪くはない。

 

 小一時間お邪魔になったので、お礼をして帰ることにするか。いつも思うのだが、僕は叶えて欲しい願い事があまりないので、お参りに行くといつも何をお願いすればいいのか迷ってしまう。

「何となく、いい感じでよろしくお願いします」

大体、こんな感じでゆるくなってしまう、もっとひどい時には

「お疲れ様です」

神様って疲れるのか分からないが、一日に何日も悩み聞いてるから疲れているのかも。

「」

無言。これが一番多い気がする、仏教的には無欲でいいことなのかもしれない。

 

 今日は神様にゆるめの挨拶をすまし、神社を後にした。今度から、図書館の帰りはこうして挨拶がてらに寄ることにするか。そんな、のんびりとした秋の午後だった。