最後に「マン」を付ければ、正義のヒーローになれるんだぜ。
どうも、もすです。
名前の後ろに「マン」を付ければ、誰だってヒーローになれるんです。
歴代のヒーローはこぞって「マン」を付けたがる傾向にある。
スパイダーとアンパンに限っては「蜘蛛」と「あんぱん」という、ヒーローとは微塵も縁が無さそうなものに「マン」という魔法の言葉をつけるだけで、みんなから愛されるヒーローになれるのだから凄いことだ。
「筋肉マン」大体のヒーローは筋肉隆々なのに、このネーミングはどうなのか。他のヒーローよりかは筋肉量が多いという自己顕示欲の現れでしょうか。
これは、いろいろなものに「マン」を付けていけば、面白いヒーローが誕生するかもしれないな。
「軟膏マン」
都内に大型怪獣が現れた!いつ、ビルが倒れてくるかも分からない恐怖から、逃げ惑う人々。段差でつまづき地面に倒れ込む子どもがいても、パニック状態になった市民はそんなことに気づく余裕もなく、無情にも横を駆けていく。そんな時!空から一人の男が飛んできて、子どもの擦り切れた膝に軟膏をひと塗りし、こう声をかける
「痛かっただろう。でも大丈夫この軟膏は僕のオリジナルブレンドなんだ。」
そして、その男は次の傷ついた市民の元へ飛んでいく。
正直いうと軟膏マンじゃなくて親切なおじさんでも出来ることの様な気もする。しかも、軟膏マンは決して闘うことはしない。ポリシー?いや、軟膏しか持ってないからだ。
「シンクマン」
キッチンは母親にとっては言わば戦場だ。家族全員の料理を一気に作り、栄養のことも考え最低でも3品は作るようにしている。猫の手でも借りたい気分だろう。
あぁ、こんな時に「猫の手マン」でもいればなぁ。だが、そんなヒーローはいない。
食事が終わり後片付けの時間だ。へとへとだし、手が荒れるしで気分が乗らない。
あぁ、こんな時に「ウォッシュマン」でもいればなぁ。いるはずないか。
つい、シンクの水滴を拭き忘れてしまって、水垢が出来てしまった!こういう時に出てくるのが「シンクマン」だ!手から発射されるシンクマイクロ光線で水垢に照射すれば、みるみる内に水垢が落ちてきて、後はサッと布巾で拭けば完璧だ!ありがとうシンクマン!
なんなんだこいつは。風呂の水垢も落としてくれればいいのだけれど、如何せん名前が「シンクマン」だから風呂場は管轄外らしい。お役所みたいな奴だ。
ロッドマン
YouTubeでヒーローかは分からないが、「マン」が付いている奴を見つけた。
釣り竿のことをロッドというが、それにマンを付けた「ロッドマン」という名前だ。
釣り竿に人間の心が入り込んで「ロッドマン」が出来たのか、全身黒タイツの人間がロッドに成りたかったのか、その真相は分からないが、どっちにしろ謎であることには変わりはない。
体を使って魚を釣り上げるという、妙な使命感はひしひしと伝わってくるので、彼の今後の活躍に期待しよう。