「俺を押すなっつってんだろ」スキャットにまつわる話あれこれ
こんにちは、もすです。
スキャットってご存知でしょうか?日本ではスキャットマン・ジョンという立派なおひげのおじさまで知っている人もいるかもしれませんね。
スキャットとはJazzで使われる、ボーカルの歌唱法のことで。シュビドゥビやパーパといった意味のない歌詞で歌うのが特徴です。
歌詞が無いのでメロディーに合わせる必要がなく、アレンジを自由気ままに入れることができます。元お昼の顔のタモリさんも、実はスキャットの名手でして、早稲田の学園祭で披露しています。
タモリジャズライブ@早稲田大学稲門祭2010 - YouTube
日本人はスキャットが苦手?
日本の歌謡曲は歌詞がしっかりと決まっていて、メロディーに合っていなくてはならないので、スキャットとは対極に位置しています。おそらくですけど、俳句の五七五の様な、リズムが制限された中で文章を埋める文化が根強いので、音楽にもそれが影響しているのだと思います。実際に、Jpopで七五調のリズムの歌詞が多いですからね。
例えばチェッカーズの『ギザギザハートの子守歌』だと
ちっちゃな頃から/悪ガキで←7/5
15で不良と/呼ばれたよ←7/5
ナイフみたいに/とがっては←7/5
触るものみな/傷つけた←7/5
他にも『きよしのズンドコ節』や『さよなら人類』とかも、七五調の歌詞です。
おそらく七五調は日本人の耳に馴染むリズムなんでしょうね。
きゃりーぱみゅぱみゅはスキャットなのか?
ただJpopもいろいろな音楽の影響を受けてきているので、七五調で無いものもたくさんあります。その中でもスキャットに限りなく近いのは、きゃりーぱみゅぱみゅではないだろうか?「ポンポンウェイウェイ」といった意味のない言葉の羅列…決してディスって無いですよ!
たぶんJazzのライブで「ポンポンウェイウェイ」「とぅけまとぅける」って歌っても誰も気づかないでしょう。
俺を押すなっつってんだろ!
「俺を押すなっつってんだろ」をJazzyなメロディーにのせて口ずさむ。意味のない歌詞だが、いろんなアレンジの「俺を押すなっつってんだろ」が聴けて、これこそがスキャットの醍醐味なのだろう!
モップンという謎なキャラクターだが、これからの活躍が楽しみだ。
他にもシュールなアニメを出しているので、モップンちゃんねるさんが気になった方は見てみて下さい。