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Digit!

日常で起こる様々な現象に、ツッコんだりボケたりするブログ。

備忘録

最近、落語の脚本を書くセミナーに行ってるんですが、これがなかなか面白い。現役の落語家さんが教師として教えてくれるので、非常に為になるものがある。

 

イデアを考えるのに便利なのが

「登場人物×ロケーション」

を組み合わせる方法。まずは、登場人物を考える。お相撲さん・警察・スパイ・老人・子供なんでもOK。その次に、ロケーション。墓場・空港・スナック・ゴルフ場……思いつくだけ考えよう。あとはそれを自由に組み合わせるだけ。「お相撲さんが空港にいるとどうなるか」「警察がスナックに入り浸るとどうなるか」などなど、アイデアが無数に湧いてくる。

 

いま僕が書いているのが、老人×お見合いパーティーの話。妻を亡くしたご老人が、80歳以上限定のお見合いパーティーに行くというバカバカしい内容だ。まだサゲが甘いので、もうちょっと練らないといけないなぁ。

路肩に革靴が置かれていた話。

日常の中にある「非日常」に、凄く心をひかれてしまう。今日も上野をぶらぶらと歩いていたら、道路の路肩にキレイな革靴が並べて置かれていた。

 

ビルの屋上だったら違和感はないが、道路に革靴が置かれているのは奇妙だ。道路に血痕は無く、救急車も来ていない。自殺の線はないだろう。

近くに靴屋が無いか見回してみたが、目の前は居酒屋。靴屋の商品が転がっていたわけでも無さそうだ。

 

こういった非日常を見てしまうと、つい妄想してしまう。もしかすると、この革靴にはこんなストーリーがあったのではないかと…

 

 

アメリカ、ペンシルベニア州に住んでいるケビンは、昔から日本につよい憧れがあった。特に日本の風習に関心があり、食事のマナーや茶道の作法など、初めて見たときは衝撃を受けた。ずっと日本に行きたいと思っていたが、なかなか行く機会が無かった…それがつい先週、会社の出張で日本に行くことが決まったのだ。

 

初めての日本はやはり衝撃だった。見るのもすべてが新鮮だ。特に驚いたのが、家に入る時に靴を脱ぐ風習。昔から知っていたのが、まさか居酒屋でも脱ぐとは知らなかった。木でできたセキュリティカードで靴を管理する…仕組みはどうなっているのかは分からないが、日本の技術力は凄いな。

 

食事を終えてからタクシーを呼び、ホテルに戻ることにした。タクシーが目の前に止まり、いざ乗ろうとするケビン。

「あっ、靴を脱がなくちゃ」

ポツンと置かれた革靴を残し、タクシーは発車してしまったとさ。

 

……んなわけねぇか。

新作落語『完全犯罪』

落語の脚本書いたので、ブログにアップしておきます。まだ、書き立てで推敲できてないので、お見苦しいところもあるかも。感想とかあればコメントしてもらえるとありがたいです。

 

 『完全犯罪』

 

 完全犯罪とは、誰にも手口を知られずに終わる犯罪のこと。ちなみに皆さんご存知とは思いますが、あの三億円事件も完全犯罪の一つらしいです。皆さんご存知の時点で、もはや完全犯罪じゃない気もしますが……。
今から話すのは、そんな完全犯罪にまつわる話でございます。

 

 

ある古いアパートに、完全犯罪を夢見る、新人コソ泥が二人。ガタイは良くて裏社会では一目を置かれている「吾郎」と、その弟分の「鉄」。二人は薄明かりの部屋の中で、完全犯罪の計画を企てていた。

吾「おい、鉄。前々から話していた完全犯罪の件だけどよぉ。今日の夜に決行しようと思う。」

鉄「兄貴!ついに計画を思いついたんですね!それで、あっしは何をすれば?」
吾「まずはだな……毛を剃ってもらおうか。」
鉄「毛!?毛ってあの毛ですか?」
吾「他に何がある?」
鉄「どうして、毛を剃らなくちゃいけないんですか!出家する気ですか?それとも、僕を出荷する気ですか!?」
吾「いや、ニワトリじゃないんだから……。あのな。髪の毛一本からでも、DNA鑑定で身元がバレちまう時代だ。そこで全身の毛を剃っておかなくては、完全犯罪ができねぇんだ。」
鉄「なるほどなぁ。えっ、全身ってことは髪の毛も脇毛も下の毛もですか?」
吾「もちろんだ。眉毛もまつげも鼻毛も一本残らずだ。」
鉄「災難だなぁ。」
吾「あとな、犯行時はコレを着てもらう。」
鉄が服を受け取る
鉄「これって全身タイツですか?」
吾「ああ、指紋がついてもいけないから、念には念を押して全身タイツを着ておこう」
鉄「理由は分かりますが、どうして真っ白のタイツなんですか?こういうのって黒が相場だと思うのですが。」
吾「いや、俺も最初は黒のタイツを買おうとしたんだけどな。黒は売り切れだったんだよ。おそらくだが、他の同業者も同じこと考えているんだろうな。すると、店員が白いタイツを持ってやってきて、『お客様は目鼻立ちがすっきりとしているので、白がお似合いですよ』って言うもんだから、『おお、そうかい?』って言って買ってしまったよ」
鉄(聞こえないようにこっそりと)「まんまと騙されてるじゃないか、全身タイツに似合う似合わないなんてないだろ……店員の方が犯罪に向いてるんじゃないか?また、黒と白じゃ真逆だよ。これじゃ逆に目立つような気がするなぁ」
ブツブツ言いながら鉄が白のタイツを着る
吾「おお、似合ってるじゃねぇか!バラエティ番組の若手芸人みたいだな。」
鉄「ぜんぜん褒め言葉になってないですよ。あー恥ずかしいなぁ。真っ赤な顔で、白タイツだから、まるでマッチじゃないか。」
吾「マッチって近藤真彦か?」
鉄「近藤真彦がこんな格好するわけないでしょ!タバコで使う方ですよ!あぁ、顔から火が出そうだ。」
吾「なるほどマッチだけにな。」
鉄「変なこと言わないでくださいよ!」

 

 

その日の深夜2時、二人は前々から目をつけていた豪邸に向かう。昨日から1週間ほど軽井沢の別荘に行くことはリサーチ済みだ。

鉄「着きましたね兄貴。この後はどうすれば?」

吾「俺は玄関で出入り口の方を見張っておくから、その間にお前は家へ侵入して、金目のものを探してこい。」
鉄「…………えっ、それだけ?他に計画とかはないのですか?」
吾「ない!無いものはない!」
鉄「これだったら今までの手口と変わんねぇすよ。変わったことといえば、毛という毛を剃って、全身白タイツを着ていることくらい。これじゃあ完全犯罪じゃなくて完全変態じゃないか。」
吾郎は鉄の肩をポンポンと叩く
吾「お前は俺が認めた、立派なコソ泥だ。胸を張っていけ!」
鉄「コソ泥なので、胸を張るもんじゃねぇと思うのですが……」
吾「さぁ、つべこべ言わずに行ってこい。ほれ!ほれ!」

 

すると鉄が家に侵入してから数分後、警報機がジリリリリとけたたましく鳴る。豪邸に住んでいるだけあってセキュリティは万全。留守中に泥棒が侵入したら、警備システムが作動するようにしていたのだ。窓という窓には鉄格子がかけられ、中からは開かないようにドアにはロックがかかってしまった。

鉄は必死にドアを開けようとするが開かない、ドンドンとドアを叩いて吾郎に知らせる。
鉄「兄貴!大変なことになっちまいました。ドアに鍵がかかって、中からは開きません!」
吾「いやはや、最近のセキュリティ技術というものは凄いな」
鉄「なに感動してるんですか!これじゃあ警備会社が来ちまいますよ!」
吾「分かった、何とかしてみる。」
タックルしたり蹴ったりしてみるが、ドアは頑丈でうんともすんとも言わない。吾郎はうなだれるようにしてドアノブに手をかける。すると、ガチャっと音がしてスーっとドアが開いた。
鉄「あ。」
吾「あ。」
二人は目を合わせて、数秒固まる。
吾「中からは開かないけど、外からは簡単に開くんだな。」
鉄「みたいですね。ここの主人バカですね〜。」
吾「おっと、警報機鳴っちまったから、早く逃げねぇと!今日のところは諦めるぞ」
吾郎は少し走ったが、鉄が付いてこない。振り向くと鉄が止まっている。
吾「何やってんだ、鉄!早くしねぇと捕まっちまうぞ。」
鉄「兄貴〜。さっきビックリしてこけたときに、足をくじいてしまったみたいだ……。俺のことはいいから、兄貴は逃げてくれ。」
吾「なにアクション映画のワンシーンみてぇなこと言ってんだ!ほら、おぶってやるから背中に乗れ。」
鉄は涙をふきながら、吾郎に背負ってもらう。
鉄「兄貴、ありがとう。俺、兄貴に一生ついていくよ。こんな不甲斐ない子分で申し訳ねぇ。重くねぇかい?男一人背負って逃げるのは大変でねぇかい?」
吾「馬鹿言ってんじゃねぇよ。ほら、しっかり掴まってねぇと落ちちまうぞ。足がついちまったらいけねぇや。」

『一汁一菜でよいという提案』おすすめの料理本。現代人の食を見直す一冊

最近、感銘を受けた本がある。土井善晴著の『一汁一菜でよいという提案』という本だ。

 

土井善晴先生といえば、NHKの料理番組で知っている人も多いのではないか。小気味好いトーンの関西弁と、素人にも分かりやすい調理法を教えてくれる、あの優しいオジちゃん。いや、料理研究家だ。

 

この本の面白いところが、よくあるレシピ本の類ではなく、ライフスタイル自体を提案している点。毎日ご飯を作っているひとは、献立を考えているのに悩んでいるのではないか? そんな悩める人に向けて、「一汁一菜(お味噌汁と漬物とご飯)」でも良いんだよ〜と、気持ちをラクにしてくれる内容だ。

 

たしかに、僕も自炊するときに、こだわってしまう節がある。大学時代はありあまるほど時間があったから、アクアパッツァみたいな小洒落た料理に挑戦していたが、アルバイトをしている今はほとんど自炊をしなくなっていた。だけど、確かに一汁一菜であればササっと作れるので、自炊も続きそうだ。「食事」は毎日に欠かせないもの。気楽に続けることがコツなのだろう。

 

Instagramで美味しそうな料理を作って「いいね!」を稼ぐ。悪いことではないが、毎日続けるには少し無理があるのではないか。普段の食事は”一汁一菜”で慎ましくしておいて、記念日などで手の込んだ料理を作る。これくらいが丁度いいのだと思うのです。

 

 

本屋の料理本コーナーに行ってみると、きらびやかな表紙のレシピ本に囲まれて、『一汁一菜でよいという提案』と筆で書かれたシンプルなこちらの本。ある意味アンチテーゼみたいで、目を引くものがありますね。本屋に行ったときは、ぜひ手にとってみてくださいな。

 

今の時代の「教養」って何なの?ふと思ったことアレコレ

今日ニュースを見ていたら、現在の心境を聞かれた石原のおじいさんが

「『天気晴朗なれど波高し』…君ら教養ないから分からんだろ」

と言っていた。

 

マスコミに教養がないことは否定はできないが、別に声に出してまで言わなくていいでしょ。知識をひけらかす老人は嫌いだなぁ。

 

 

ところで、今の時代の「教養」って何なのだろうか? 

昔は文献をひたすら読んで、知識を頭に詰め込み、それを反芻して身につける…それが教養だった。しかし今はどうだろう。現在は、ググったらすぐに情報が出てくる時代。もはや知識を頭に詰め込むのは、非効率で無駄なことなのかもしれない。

インターネットの情報の大海原で、必要な情報を取捨選択し、それを深く考える

これこそが今の教養の姿である気がする。

手ぬぐいを普段使いする男性は「粋」だと思う。

最近、手ぬぐいを使いはじめた。落語家が小道具で使っていたので「アレなんだろう?」と興味を持ったのが発端だ。これがなかなか普段使いに持ってこいなんだよなぁ。

 

ちなみに手ぬぐいとは、幅35cm×長さ100cmくらいの木綿でできた布のこと。端っこが切りっぱなし(糸で縫っていない)になっているのが特徴的。これは昔の人が「端を糸で縫うとそこからバイ菌が入る」と考えていたことの名残らしい。

 

広げてみると結構な大きさがある。階段にネコがくつろいでるデザイン。いいでしょ、コレ。

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このまま使うのは不便なので、折りたたむのが良し。オススメのたたみ方が「まんだら」というたたみ方で、端の切りっぱなしが表に出ないので見た目がスマートになる。詳しいたたみ方はネットで調べてみてくださいな。

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ちなみに折りたたんだものがコチラ。iPhone6s Plusくらいのサイズ感だ。これくらいだったらポケットにも入るし丁度いい。お手洗いで手を拭くときや、汗を拭くときなど色んなシーンで役立つんですわ。また木綿100%なので速乾性にも優れていて、水洗いして広げておけば、短時間でサッと乾くのも良いところ。

 

ん?ハンカチでいいじゃん?

 

と思うかもしれませんが、僕は根っからのハンカチ嫌い。ハンカチを持つ男性はキザで嫌いですが、手ぬぐいだったら「粋」なので許せるのです。手ぬぐいを持ってる男性っていいでしょ?え、そうでもない?あー、こんなブログ書いてたら、また新しいデザインの手ぬぐいが買いたくなってきたよ……。

「昔は良かった」禁止令

飲み会で音楽の話をしてると、よく「昔は良かったー、昔は良かったー」と会話が盛り上がる。懐かしさを振り返るのは悪くないが、そこに新しさはあるのだろうか?

 

「昔は良かった」と思われている文化は低迷期にあると思う。才能のある若手が少なく、どうしても過去の英雄にすがりついてしまう……。でも実は、天才的な新芽は至るところに生えていて、問題はそれを見つけられない視聴者や、新芽を枯らしてしまう土壌にある。

 

「昔は良かった」よりも「今で良かった」と言えるように活気づけたいもんだ。

 

ちなみに、最近個人的にハマっている落語は「今が良かった」状態にあると思う。柳家三三や春風亭一之助などの天才がめっちゃ多い。寄席の空気が活気づいていて、非常に刺激的な空間になっているのだ。一度味わったら忘れられねぇや。